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「タイ国鉄でホアヒンまで行ってきた」

先日、週末休みを利用して、ホアヒン(Hua Hin)に行ってきました。

バンコクの南西200kmに位置するホアヒンは、王室の保養地として古くから発展した優雅なリゾート地です。悪名高い「世界で最も下品なリゾート」として知られる対岸のパタヤとはえらい違いですね。

タイ語で「ホア」は頭、「ヒン」は石という意味で、頭の形がした石があるのが地名の由来だそうです。

以前から一度は行ってみたかったのですが、列車の旅も面白そうだと思い、今回はタイの国鉄を使うことにしました。(電化されていませんから、ディーゼル列車です)

暑いタイでエアコンなしは地獄なので、ここではケチらず Special Express(特急)の2等車にしました。切符代は412バーツでした。普通列車は44バーツなので超VIPです(笑)

ちなみに、1等車は寝台車のことなので、この場合は2等車が最高グレードです。

早朝バンコクのファランポーン駅を8:05出発予定が過ぎても、列車がホームにいない。

国鉄職員らしきおじさんに切符を見せると、この7番ホームで待てと言う。

周りの乗客らしき人たちを見てもゆったりしたもので、文句を言う人は誰もいません。

タイでは時刻表の遅れなど当たり前で、たいしたことではないようです。

結局、20分遅れで出発し、ホアヒンに着いたのが12:00を過ぎていましたので、合計で約40分の遅れです。タイでは何事も余裕を持って計画しないと、日本人的感覚では痛い目に会いますので要注意です。

それはさておき、初めてのタイ列車の旅もなかなか面白かったです。

車両は中古の日本製だと思いきや、古い韓国製(大宇)でした。

エアコン付なのに天井に回っていない扇風機、座席のリクライニングは2段式で、ゆっくりレバー操作しないと、いきなりガタンと下がって後ろの人に迷惑がかかります。

トイレは洋式と和式があって、トイレットペーパーが備え付けでした。

駅のトイレは有料で3バーツ。トイレットペーパーも有料です。

昭和40年前後の日本の国鉄もこんなものだったんでしょうね。

さて、実はこの特急列車には、なんと軽食と食事が付いていたのです。

出発してすぐ、コーヒーと菓子パンが配られ、2時間ほどして昼食が出てきました。

まるで飛行機のようです。

そのお味は?、私にとってはまあまあですが、観光客には少しつらいかも知れませんね。

いつか、バンコクからマレーシア経由でシンガポールまで寝台列車の旅をしたいです。

次回のコラムはホアヒン続編の予定です。

お楽しみに。

2018年11月12日(月) 長井

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